今回のワイルド騎乗は、一味違いました(`・ω・´)
調馬索からの、歩度の詰め伸ばし。
決して派手ではない運動なんですが、これがまたしんどいんです(^◇^;)
基礎練習・確認・トレーニングなんですが、インターバル運動にもなっているので、運動不足野郎にはこたえます…( ;∀;)
『基礎が大事』とは、まさにこのこと‼︎
個人的には『心臓を鍛える』と思って、やることもあります。
色々な馬術を行う場合、高い心拍数に耐えられることが必要になります。
ランニングでいう、ダッシュして休憩・ダッシュして休憩の繰り返しですね?
ぜひみなさんも、馬と行う機会があれば、チャレンジしてみてください。
ここで、馬の頭の高さについてのお話
この話題の中で、1番厄介なのが
『駈歩発進時の高さ』
前置きとして、次の画像の馬(ワイルド)はいわゆる
『のめっている馬』と言える馬です。
決して『気を付け』をしたときに、頸が高くなる馬ではありません。
↑騎乗者の目線より、やや下の画像です
これが手綱を伸ばし、自由に歩いている時の距離感(頸)
↑そしてこれが、駈歩発進時の距離感です。
まず、拳から耳までの距離が全く違いますよね??
ここまで、頸の位置を上げようと思ったら、手綱はかなり短くなり『重たく』なります。
この『重たくなる』というところが重要です。
『手綱が重たくなる・頸が上がってくる』→『馬が止まる・下がる』では
『そもそも、馬が進む気がない』という状態になります。
駈歩発進をさせようと思ったら、この
『手綱を重たくする』というところまで、到達しなければなりません。
そして、手綱が重たくなったら『駈歩発進の合図を出してもいい』ということになります。
『頸の位置が高くなる=馬の進みたいという気合が出ている』
という状態ですから、常歩・速歩から駈歩発進の準備が始まっているんですね‼︎
簡単な目安は
『発進・移行したいと思った場所から、2・3m以内に移行できれば、馬が進みたいという気合が出ている』と言っていいと思います。
2・3mなんてあっという間に、通り過ぎます。
それをすぎても、発進・移行しないということは、前段階の馬の気合が足りていなかったということになります。
これは、指導員としっかりコンタクトが取れた状態なら、その場で指導員に聞けば確認できます。
もし、近くにいない場合は、上記の2・3m以内で発進・移行で騎乗者自身が確認してみてください。
リズムで言うと
常歩『1・2・3・4発進』
速歩『1・2発進』
といった感じです。
『いや…マジであっという間やん』と思った方…その感覚、素晴らしいです✌︎(‘ω’✌︎ )
目印を置いたり、決めたりしながらも効果的です。
ぜひみなさんも、試してみてください。
馬装から騎乗、騎乗後から厩舎に帰すまで、できるようになる過程 厩舎に迎えに行く編
このブログ投稿・インスタグラムのコメント欄で、質問お待ちしてます。
短文になると思いますが、お答えできると思いますので‼︎
『これはコメント欄では収まらない』ってなったら、1つの記事にしたいと思います。
皆さんの乗馬のヒントになれば幸いです。
おまけ記事
馬の反応がない場合の対処法
目次
1 反応がないのは無視されている場合があることを忘れずに
2 まずは軽打、そこから連打、そして拍車や鞭の順番で
3 反応が返ってきた時の事を考えてバランスの準備をしておく
1反応がないのは、無視されている場合がある
『自分の合図が下手だから…』と落ち込むのは早いかもしれません。
確かに初めてばかりの方は、上手にできず伝わらないことが多々あると思います。
ですが、全部が全部騎乗者の責任とは限りません。
『馬が合図に気付いているが無視をして様子を見ている場合』だって大いに考えられます。
考えてみてください。
ハエが止まったら、全力で祓いませんか??
首や口や尻尾を使って‼︎
全身でです(^◇^;)
それを踏まえると、全部が全部騎乗者の合図が、伝わっていないとは考えられません。
指導員が『もっと強く合図ぅぅぅ』ぐらいの事を言ってきたら、かなりの強さでやってみてください。
馬も動物です。
人を見て態度だって変えます。
皆さんが怖い人の(学校の怖い先生・会社の上司・親戚の怖いおじちゃん?など)言っている事をしっかり聞くのと同じです。(例えばの話です笑)
意識してみてください。
2 まずは軽打、そこから連打(強弱も必要です)そして拍車や鞭の順番で
初めから強い合図や、拍車・鞭などを使ってしまうと、後半反応がなくなるのもそうですが、単純に馬が驚きますし、怒ります。
いきなり後ろから叫ばれると、皆さんも驚くでしょう?怒る人だっでいるはずです。
いきなり道具を使うということは、そういうことです。
圧迫→軽打→圧迫→反応がなければ連打→圧迫という順番ですね‼︎
軽打や連打など、知らせる合図を行ったら、必ず元の圧迫をしてあげましょう。
なんの合図に反応したらいいか、わからなくなります。
3 反応が返ってくることも考えてバランスの準備をしておく
通常の合図のバランス、連打や道具を使った後のバランス、いわゆる準備ができてないと馬が合図に反応した時に、騎乗者がバランスを崩してしまいます。
そうなると馬も『強い合図したやん?』となります。
馬からの信用を無くしてしまうんですね。
そうなると余計に反応がなくなります。
『反応しても手綱引っ張るやん??』ここまで考えていないかもしれませんが、皆さんだったらそうなりますよね??
『反応して前に出たら、引っ張られた』と。
『じゃあ反応できない・また引っ張られる・口がいたい』
機械だったら壊れてますよね??アクセルとブレーキを同時に使う行為をしたら…
そのようなイメージで、『バランスの準備』をしておきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。