目次
1 子供に乗馬を習わせるメリット
2 デメリットはやはり金額
3 私が、過去に教えてきた子供たち
1 子供に乗馬を習わせるメリット
『動物は情操教育に良い』と言われていると思います。
情操とは、感情・情緒・道徳的な部分の教育になります。
基本的な定義は、はっきり決まっていないみたいです。
『動物は子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう』
という言葉を、聞いたことがあると思います。
これは、イギリスのことわざです。
とても胸にくる言葉です。
しかしこれは、とても不十分です。
正しくは
『子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう』
『子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう』
『子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう』
『そして子供が青年になった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう』
これが、全文になります。
特に私は、最後の
『そして子供が青年になった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう』
と言う部分が、重要だと感じています。
守り手・遊び相手・理解者
この部分は、親御さん・兄弟・お友達でどうとでもなると思っています。
ですが『命の尊さ』を教えるのは、簡単なことではありません。
当然です。
ある意味、人間の言葉で教えるのは、厳しいです。
それに、ご自宅でペットを飼うのは、とても大変です。
私の父が、かなりの動物好きで、魚?から始まり、鶏・うさぎ・犬・鳩…
もう動物園です(^◇^;)
そこで、乗馬クラブを活用するという方法があります。
少し聞こえが悪いですが。
ですが、現実に馬にも寿命があります。
『動物と一緒にスポーツをする』ということは、そういうことにも、目を向けなければいけないからです。
お子さんが通っている期間に、馬の不幸事にも直面するでしょう。
これまでに、体感したことのないほどの悲しみが、あるかもしれません。
自分が乗った事がある馬なら、なおさらです。
そんな悲しみを、乗馬クラブで知った子供たちを、私はたくさん知っています。
年齢なんて関係ありません。
言葉で伝えなくても、何が起きたかぐらい周りの反応で、子供たちは感じとります。
そういった中で、子供たちは『命の尊さ』を感じていくと思います。
そして、自分の体より遥かに大きい動物を触ることによって、力ではどうしようもないことが起こります。
そこから、全力や力加減を覚えていきます。
今まで発揮してきた全力が、ことごとく通じないなんてこともザラにおきます。
顔を真っ赤にしながら引っ張っても止まらない、足が痛くなるほどにキックしても無反応なんてことも。
そして、そんな大きな体にも繊細な部分があることを知り、加減を体感していくことになります。
やはりここまではっきり教えるのは、人間では教えることが困難だと感じています。
どうしても忖度がありますから。
そんな役割も、馬が担ってくれます。
繰り返しになりますが、馬は正直です。
2 デメリットは、やはり金額
これはどこまでいっても、ついてまわる問題です。
ですが、上記のことを自宅やご両親でやろうとすると、相当な金額・労力がかかります。
金額だけではなく、管理・イレギュラーの対応。
子供の発達や健康・情操教育、そして管理・イレギュラーの対応などを考えると、私は乗馬クラブの金額は、高くないと感じています。
表面上の金額には、このようなことは書かれていません。
ですが
『そこに金額をかける価値はあると思います。』
乗馬にかかる費用 私の場合(Shirou)は結構かかってるかも??
↑私の場合は極端ですが、参考までに✌︎(‘ω’)✌︎
3 私が、過去に教えてきた子供たち
私は、ジュニアレッスン・調教を一緒に行う制度を通じて、たくさんの子供たちと接してきました。
福岡・千葉・埼玉で担当していたので、もう人数は数え切れません(^_^;)
そんな中でも、小さい頃から動物に触っている子は、人間同士の対応(友達関係など)で大きな差があると感じています。
やはり『相手の表情・声色』などの察し方が違います。
これはやはり『相手の立場になる』事ができている証拠です。
乗馬なんか特に『自分の意見ばかり馬に押し付けて乗る』事なんて、絶対にできません。
『今、馬がどう感じているのか?』『馬が今の指示に対して、どう受け取ったのか』『自分なら、こういう時どうして欲しいか』などなど、キリがありませんが。
そういった事を、動物に乗った状態で教えますから、受け取り方・体感も段違いに鍛えられます。
おまけに指導員は、確実に自分より年上です。
最低限の礼儀が必要です。
学校の先生ほど、優しくないと私は感じています。
スポーツですから、危険と隣り合わせの部分もありますから。
少なくとも私は
『親御さんから、この子の命を預かっている』
という意識が、とても強かったので
『あの先生怖い』と、思われていたかもしれません。
緊急性がない限り、みんなの前で怒ったりしませんが、親御さんの目の前で、怒った事は数えきれないほどあります。(^◇^;)
まぁもちろん
『煮るなり焼くなり、好きにしてください』と言われる方が多いですから、本気で対応します。
そういったところからも、子供たちは多くの学びがあるはずです。
馬に対しても、人間に対しても
そういう経験をしてきた子供たちと、そうではない子供たちとでは、受け答えや立ち振る舞いがまるで違います。
そういった点も含めて、乗馬には計り知れな価値があると思っています。
ぜひ、乗馬クラブをお役立てください。
このブログ投稿のコメント欄や、インスタグラムのコメント欄で、質問お待ちしてます。
短文になると思いますが、お答えできると思いますので‼︎
『これはコメント欄では収まらない』ってなったら、1つの記事にしたいと思います。
皆さんの乗馬のヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。