子供たちを、乗馬クラブに通わせる『メリット・デメリット』正直…

  • 2022年1月21日
  • 2022年8月14日
  • 乗馬
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目次

1  子供に乗馬を習わせるメリット

2  デメリットはやはり金額

3  私が、過去に教えてきた子供たち

 

1  子供に乗馬を習わせるメリット

『動物は情操教育に良い』と言われていると思います。

情操とは、感情・情緒・道徳的な部分の教育になります。

基本的な定義は、はっきり決まっていないみたいです。

有名なもので

『動物は子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう』

という言葉を、聞いたことがあると思います。

これは、イギリスのことわざです。

とても胸にくる言葉です。

しかしこれは、とても不十分です。

正しくは

『子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう』

『子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう』

『子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう』

『そして子供が青年になった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう』

これが、全文になります。

特に私は、最後の

『そして子供が青年になった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう』

と言う部分が、重要だと感じています。

守り手・遊び相手・理解者

この部分は、親御さん・兄弟・お友達でどうとでもなると思っています。

ですが『命の尊さ』を教えるのは、簡単なことではありません。

当然です。

ある意味、人間の言葉で教えるのは、厳しいです。

それに、ご自宅でペットを飼うのは、とても大変です。

私の父が、かなりの動物好きで、魚?から始まり、鶏・うさぎ・犬・鳩

もう動物園です(^^;)

そこで、乗馬クラブを活用するという方法があります。

少し聞こえが悪いですが。

ですが、現実に馬にも寿命があります。

『動物と一緒にスポーツをする』ということは、そういうことにも、目を向けなければいけないからです。

お子さんが通っている期間に、馬の不幸事にも直面するでしょう。

これまでに、体感したことのないほどの悲しみが、あるかもしれません。

自分が乗った事がある馬なら、なおさらです。

そんな悲しみを、乗馬クラブで知った子供たちを、私はたくさん知っています。

年齢なんて関係ありません。

言葉で伝えなくても、何が起きたかぐらい周りの反応で、子供たちは感じとります。

そういった中で、子供たちは『命の尊さ』を感じていくと思います。

そして、自分の体より遥かに大きい動物を触ることによって、力ではどうしようもないことが起こります。

そこから、全力や力加減を覚えていきます。

今まで発揮してきた全力が、ことごとく通じないなんてこともザラにおきます。

顔を真っ赤にしながら引っ張っても止まらない、足が痛くなるほどにキックしても無反応なんてことも。

そして、そんな大きな体にも繊細な部分があることを知り、加減を体感していくことになります。

やはりここまではっきり教えるのは、人間では教えることが困難だと感じています。

どうしても忖度がありますから。

そんな役割も、馬が担ってくれます。

繰り返しになりますが、馬は正直です。

 

2  デメリットは、やはり金額

これはどこまでいっても、ついてまわる問題です。

ですが、上記のことを自宅やご両親でやろうとすると、相当な金額・労力がかかります。

金額だけではなく、管理・イレギュラーの対応。

子供の発達や健康・情操教育、そして管理・イレギュラーの対応などを考えると、私は乗馬クラブの金額は、高くないと感じています。

表面上の金額には、このようなことは書かれていません。

ですが

『そこに金額をかける価値はあると思います。』

 乗馬にかかる費用 私の場合(Shirou)は結構かかってるかも??

↑私の場合は極端ですが、参考までに✌︎(‘ω’)✌︎

 

3  私が、過去に教えてきた子供たち

私は、ジュニアレッスン・調教を一緒に行う制度を通じて、たくさんの子供たちと接してきました。

福岡・千葉・埼玉で担当していたので、もう人数は数え切れません(^_^;)

そんな中でも、小さい頃から動物に触っている子は、人間同士の対応(友達関係など)で大きな差があると感じています。

やはり『相手の表情・声色』などの察し方が違います。

これはやはり『相手の立場になる』事ができている証拠です。

乗馬なんか特に『自分の意見ばかり馬に押し付けて乗る』事なんて、絶対にできません。

『今、馬がどう感じているのか?』『馬が今の指示に対して、どう受け取ったのか』『自分なら、こういう時どうして欲しいか』などなど、キリがありませんが。

そういった事を、動物に乗った状態で教えますから、受け取り方・体感も段違いに鍛えられます。

おまけに指導員は、確実に自分より年上です。

最低限の礼儀が必要です。

学校の先生ほど、優しくないと私は感じています。

スポーツですから、危険と隣り合わせの部分もありますから。

少なくとも私は

『親御さんから、この子の命を預かっている』

という意識が、とても強かったので

『あの先生怖い』と、思われていたかもしれません。

緊急性がない限り、みんなの前で怒ったりしませんが、親御さんの目の前で、怒った事は数えきれないほどあります。(^^;)

まぁもちろん

『煮るなり焼くなり、好きにしてください』と言われる方が多いですから、本気で対応します。

そういったところからも、子供たちは多くの学びがあるはずです。

馬に対しても、人間に対しても

そういう経験をしてきた子供たちと、そうではない子供たちとでは、受け答えや立ち振る舞いがまるで違います。

そういった点も含めて、乗馬には計り知れな価値があると思っています。

ぜひ、乗馬クラブをお役立てください。

 

このブログ投稿のコメント欄や、インスタグラムのコメント欄で、質問お待ちしてます。

短文になると思いますが、お答えできると思いますので‼︎

『これはコメント欄では収まらない』ってなったら、1つの記事にしたいと思います。

皆さんの乗馬のヒントになれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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